「PURE STYLE」 Jane Cumberbatch
さて、今回の「PURE
STYLE」ですが、この本のスタイルはシンプルでナチュラル、クリーン。どちらかというと、比較的手ごろに手に入るシンプルな生活雑貨や家具(イギリスだとHabitat
あたりのもの)を中心に、アンティークやジャンクな家具や雑貨をアクセントとしてとりいれながら、すっきりとコーディネートしているといったところでしょうか。そういう意味では、日本に住む私たちにも参考にしやすいのではないかと思います。
  
内容はまず、清潔感のある白や生成りを中心にブルーやピンク、ラベンダーといったきれいな色別アイテム、スムースや
粗い、といったテクスチャー別、ファブリックや家具、キッチン用品、照明器具、収納など機能別のアイテムをカタログ形式で紹介しています。次の章では、それらのアイテムをどのようにコーディネートさせたらいいか、というアイデアを紹介しています。
多くはありませんが、ジャンク家具のリフォームの仕方、イス用スリップカバーやカーテンのつくり方などのページもあります。
オリジナルは、イギリス版ですが、USA版を日本でも購入できます。
「JUNK STYLE」
Melanie Moesworth
他の人にとっては朽ちたガラクタやゴミでも、自分にとってはこの上ない宝物であったりします。この本の主人公たちは、ヒビがはいっていたり、カケていたりサビついていたりします。でも、それは、長いこと愛用されてきた証しであり、同じものがひとつとして存在しないユニークなものであるという魅力を持っています。中には現在の製品で探すのが難しい、職人技の光るモノもあります。この本は、そんなジャンクなものたちを探し
だして、手をくわえてよみがえらせようというスタイルを提案しています。
  
前半の章では、Inspiration
Finds -
色や外観、家具、ファブリック、キャニスターや箱、照明器具、グラスや食器、花器、コレクティブルズやオブジェなどのアイテム別のジャンクの選び方や説明などを紹介しています。次に、Living
with Junk
-リビング・ダイニングルーム、キッチン、ベッドルーム、バスルーム、書斎、サンルームやアウトドアなど、部屋ごとのディスプレイやコーディネートのガイドを見ることができます。
本の中には、実際にシックでエレガントなジャンクであふれた家の写真がたくさんのっています。パラパラと眺めているだけで楽しめます。
USA版を日本でも購入できます。
|