イギリスは昔から食べ物がまずい国と言われています。それでもEC(今のEU)に加盟後は、大陸からおいしいモノがたくさん入ってくるようになり、ずいぶん食生活がマシになったとか。最近は、「New
British」のレストランやデリが増え、スー
パーシェフやカリスマ料理人がテレビに出演したり、
料理本がベストセラーになったり、イギリス人の食への意識も高まりつつあるのかな、と思います。が、やはり舌が突然進化したわけではないので、日常レベルで食べるものは相変わらず
- 時にはちゃぶ台をひっくりかえしたいくらい - のお味であることが多いです。
手作りの家庭料理は結構いけるのですが、それでも毎日食べたいというものではない、というのが本音です。特にグルメというわ
けではありませんが、おいしい食べ物にこのうえない幸福感を覚える星座の生まれなので、食は完全に大陸(フランスやイタリア)志向です。イギリスは農業国ではないので、スーパーに行っても野菜などはほとんど輸入モノで、大陸からだけでなく、遠くアフリカからもバンバン空輸しています。一部の団体
からは飢えに苦しむアフリカの国から食料を輸入するとは何たることと非難されているくらいです。イギリス産の野菜や果物といえば、スーニップ
のような根菜やりんごぐらいのもの。ジャガイモだってエジプト産ってこともあります。
また、イギリス人にとってパブでランチ以外にレストランに行く、ということは特別なイベントで、日本のようにちょっと外に何か食べにいこうかーという感覚ではないのです。ですから外食は
結構高くつきます。昔、ロンドンで、イギリス人やイタリア人とフラットシェアしていたことがありました。
イギリスのフラットメイトは、私やイタリア人がほとんど自炊なのを見て、いつもおいしそうなものを食べていてうらやましい
気もするが、でも自分はそんなに食にはこだわらない、しょせん「Just
Food」だからと言っていたものです。たかが「食べ物」、されど「食べ物」。
そんなイギリスでは
、今、オーガニック食品がブーム。
フランスやイタリアでも「BIO」はポピュラーになりつつありますが、イギリスの方がお店が多い気がします。写真左上は、East
London にある「Story
Deli」のカフェですが、ここのタルトレットは「イギリスにもこんなにおいしいものがあったなんて」というくらいの絶品でした。内装も「Story」系列だけあってearthy
and vintage スタイルでステキです。カフェのあるBrick Lane
は、ジャンク系マーケットや、インド料理屋さんがたくさん立ち並ぶ通りで有名で
、最近は古着屋さんや若者系やクリエイティブ系のお店が出てきているようですが、実はあまりガラがよいエリアではないので
、暗くなってから行く場合は気をつけてください。
左の店は毎日曜日に花市が開かれるコロンビアマーケットにある食料品店です。オーガニック系の食品もおいていますし、内装もアンティークキッチン雑貨などが飾ってあ
ったりします。
専門の食料品店もロンドンのあちこちにあり、SainsburyやTescoといった普通の大型スーパーにも専門のコーナーがあって、食べ物から、洗剤やトイレットペーパーまでたいていのものは揃います。
日本よりは手軽に手に入る、ロンドンのオーガニックモノの基準がどれだけのものなのか、ということをここで述べるのは難しい
のですが、客は比較的若い人や知識人といった人たちが中心で、店構えもパッケージもなかなかシックです。日本茶や漬物、ノリやワカメといった日本食品もあるので
、(中には、なんちゃって日本食系もありますが)見かけたら覗いて見てください。
ロンドンの主なオーガニック食料品店のリスト
Organic food in London http://www.organicfood.co.uk/shopping/london.html
Camden やSOHO (ピカデリーサーカス)にある 「Fresh &
Wild」 は夜8時や9時まで開いているし、アクセスもよいのでおすすめ。私もお世話になっています。たまに日本人の店員さんもいます。
オーガニックやヴェジタリアンモノの草分け、Neals
Yard(コベントガーデン)にもパン屋さんやチーズ屋さん、カフェなどがあり、楽しめますよ。