
「神は悪魔に罰としてバスク語を習えと命じた」 はるかな昔、友人からこの言葉を聞いて初めて「バスク」を知りました。バスク語は他言語から孤立しているため、世界一習得が困難で、「悪魔でさえバスク語を覚える罰をあたえられると神に許しを乞う」とも言われているそうです。

その独特の文化、言語、独立性...お菓子、とっても興味深いです。しかも、この地方は、おなじみのバスクシャツ(ボーダーTシャツ)とエスパドリーユ、
フランスにおける生ハムとショコラの発祥地なんだそうです。
その1 バイヨンヌ
バイヨンヌはバスク地方の中心地。ロンドンから直行の飛行機で約1時間半で到着。
駅のそばのホテルに宿をとり、街に繰り出します。町並みはどことなくパリに似た建物と、バスク風の赤い梁と窓枠、白いしっくい壁のある建物がミックスした雰囲気です。

ニーブ側に立ち並ぶ典型的なバスク建築

ショコラ カズナーブ
バスク博物館はとてもおすすめ。バスク地方の伝統的なカントリーアンティークの家具やキッチン用品、ファブリックなど堪能できます。

ヨーロッパにおけるショコラ発祥の地でもあるこの地には、街のあちこちにショコラ屋さんがあります。
「ショコラカズナーブ」は超有名老舗ですが、わりあい庶民的な雰囲気。店内にカフェもあり、シコラショーなど
は、リモージュのカップで出てきます。かわいいバラ柄の食器は店内でも購入できます。






無骨でシブイおじさん達が売買する、バイヨンヌの下町にある古物市。
帰りはTGVにて一路パリへ。ボルドー経由で5時間ほど。