魔都トリノ
欧米には「白魔術のトライアングル」と呼ばれるものがあり、プラハ、リヨン、トリノがそれぞれの頂点で、もうひとつは「黒魔術のトライアングル」で、頂点はロンドン、トリノ、シカゴ。つまりは、トリノはその二つが交差するオカルティックな街なんだとか。聖人と悪魔の混在する不思議で奇妙な街には、ノストラダムスが一時期滞在したりとか、フリーメーソンとの関わりを示すモニュメントがあったり、ヨーロッパで最もエクソシストが多いとか、トリノの聖骸布、エジプト博物館
に関してもいろいろあるみたいです(建物の上からはオーラが立ち上っているとか!)。
白魔術と黒魔術


世界遺産の「サヴォイア家の王宮」。ロムルスとレムスの像が立つ正面の門。街を分ける「白魔術」「黒魔術」の境界線が、この入り口中央付近だそう。
白魔術のエネルギーの中心はこの王宮前のカステッロ広場だとか、またソルフェリーノ広場だとか。



トリノの「黒魔術」の中心、「スタトゥート広場」。かつては処刑場だったとか。このモニュメントの下では黒ミサが行われるという噂が!そんな先入観のせいもしれないけど、何となく暗い陰を感じていたたまれなくなってしまった。「Magic
Turin」と言う、トリノの白魔術と黒魔術スポットをめぐる夜21時からののウォーキングツアーはここが出発点です。



トリノの「白魔術」スポット?、「ソルフェリーノ広場」。フリーメーソンが作ったという 「四季の噴水」には、錬金術の秘密が隠されており、
無限の門の入り口があるという。
右にあるのは、オリンピック時に広場の中央に建てられたインフォメーションセンター。
トリノの聖骸布



トリノのドゥオーモ 「聖骸布教会」。イエス・キリストが磔にされて亡くなった後、その遺体を包んだとされる布「聖骸布」があることで有名。教会内のレプリカが展示してある場所では、ボランティアの方々が丁寧に説明してくれました。本物は奥にしまわれており、棺をガラス越しに見ることはできます。来年2010年春に、一般公開予定だそう。市内には、聖骸布の歴史を展示した「シンドネ(聖骸布)博物館」があります。他に誰もいなくて
、ここも独占状態。



これはレプリカ。撮影OK。 ドゥオーモの前の広場で編み物にいそしむマダム。
ローマ遺跡






ドゥオーモに向かって左側には考古学博物館があります。ローマ時代の劇場遺跡と、近くには、ローマ時代のパラティーナ門と公園、
カエサルとアウグストゥスの像。
買い物、食べ物など



コンソラータ教会近く、Orfane 通りにある「Casalegno」というキリスト教の工芸品、聖品を売るお店。イコンやロザリオのほか、天使や聖人の像などが小さなお店に所狭しと並べられています。どれもクオリティーがよく、可愛らしい。お店の女主人は気さくで、親切です。


VIA LAGRANGE にあるチョコレートショップ、Guido Gobino やGertosio
のジャンドゥイアなど。




これ全部ブランチ一食分。食べきれない。



海のないトリノだけど、なぜか、シーフードも豊富でおいしい。 肉料理も美味。
2泊3日のトリノの充実した旅でした。でも、まだスペルガ大聖堂にも行っていないし、
サクリモンティにも行きたいし。また訪れたいトリノです。
No.10.... 2009年
秋
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